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暑中お見舞い申し上げます!
暑さがピークですね。
みなさま美術館に行き、芸術鑑賞がてら涼みにまいりましょう。


JUGEMテーマ:アート・デザイン


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アール・ヌーヴォーの建築 #3 〜バルセロナ編
Mandala Design sachiです。

これまでに、ベルギーで始まったアール・ヌーヴォー様式の建築がフランスに伝播したことなどに触れてきました。

■ アール・ヌーヴォーの建築 #1 〜ブリュッセル編

■ アール・ヌーヴォーの建築 #2 〜パリ編

最後はバルセロナ編です。

アール・ヌーヴォー文化の発祥順に北から書いてきたけれど、自分がこの旅の最初に訪れたのは実はバルセロナ。
何はなくとも、アントニオ・ガウディの建築を実物大で見たかったのです。


....................


スペインでは、アール・ヌーヴォーは「モデルニスモ」と言われた。
この国には、日本人が大好きなガウディだけでなく、ドメネク・イ・モンタネールや、ガウディの右腕ジュゼップ・マリア・ジュジョールなど、多くの優れた建築家がいた。

バルセロナの街を歩くと、石造りの趣きのある建物が立ち並んでいるのが眺められる。歴史的価値の高い建造物と思わしきものもさりげなくそこにあって、とても豊かな気持ちで散歩することができる。
成熟した文化を持つ大人の街、という印象を受けた。

通りを行く人たちは知的で真面目そうに見えた。ただの印象だけで言っているけど。女性は黒っぽいコートにバッグを斜め掛け、というファッションが多かった(初冬だったので)。黒ぶち眼鏡率が高かったかな。
平均身長はおそらく日本人と大差なく、親しみ易い感じがした。


(ただし、バルセロナはスペインの中でも色々な意味で異質(ユニーク)な都市なのだという。バルセロナのあるカタルーニャ州はその昔、独立国だった。そのため文化的に独自の路線を当時から保持しており、ここの人々は「スペイン人」というよりも「カタルーニャ人」という意識が強いのだと聞いた)



「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」





まずは言わずと知れた、サグラダ・ファミリア
もともとはこの聖堂の外観を楽しみにして来たのだが、入ってみると内部の美しさに夢心地になった。









ステンドグラスから透かし見る光が、幻影のよう。
天からの木漏れ日。






どこからか、パイプオルガンの音色が響いてくる。






立体フラクタル!





きれいな色。なんて書いてあるのかな。






まだ色が入っていないところも。建築現在進行形。




天井の相似形な眺めに、頭ゆらゆら。幻覚を見ているみたい。天国だし地獄だと思った。こんなものを三次元で作ってしまうなんて。どんな曼荼羅画家も叶わないよー。
聖堂内はきっとどの位置から見ても完璧で、どこに座った人もこの超越した境地をきちんと満喫できるように計算し尽くされているのだろう、と思った。







外観はね、あの全体の造形。悪魔つきみたいだと思う。どろどろに溶けてる。なんでこうなるのだろう、と思う。この世以外のところからのインスピレーションがあったとしか思えないシルエット。おどろおどろしくて禍々しくて、とてつもなく悪趣味で。でも抗えないような魅力があると思う。





「降誕のファサード」
サグラダ・ファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏(1953年 -)が関わったところのながめ。





「カサ・バトリョ」





ガウディ建築で自分が一番かっこいいと思うのがこの「カサ・バトリョ」
エレガント、かつ超ワイルド。なんて言ったって髑髏(しゃれこうべ)よ。
カラフルな外壁は、弟子のジュジョールによるもの。

(左隣も有名な建築物。プッチ作のカサ・アマトリェール)

滞在していたホテルから近くてびっくり。歩いて3分。
バルで食事した帰りにライトアップしたながめまで見れてよかった。





夜の彼。
ますます怪しい。。


してその中身はこんなふう。



どこが壁で、どこからが天井?入り口からすぐの階段室。
さあ、探検の始まりだ。
しっかりした背骨を持った生き物の中に潜入。






扉の上のガラス。細胞ぶくぶく。どこを見ても柔らかな曲線。
軟体動物がイメージされる。






天井にはドレープが。胃のなか内視鏡でみるとこんなだよね。軽度のびらんが見られます。シャンデリアがへそ的存在かな。すぽんと抜いたら間違いなく崩落だね。。(妄想は続く...)






吹き抜けエリアは青の世界。まるで海の底にいるよう。

(天窓のすぐ下はコバルトブルーだが、下に行くに従って、青色、水色、パールグレー、白と色が変化していく。中庭から見上げた時に、下から上までほぼ同じ色に見えるようにと、考えられているという)






細部まで素晴らしい。






屋上に出た。空が青い。






このウロコみたいなのが赤〜グリーン〜ブルーのグラデーションになっている。かっこいいな!
「ドラゴンの背中」と呼ばれているそうだ。





「カサ・ミラ」





地元の人からは「ラ・ペドレラ」(石切場)と呼ばれたカサ・ミラ。
予算オーバーが度重なり、工事期間中はガウディと施主との争いが絶えなかったという。

だるだるのシルエットが魅力的!






中庭からの眺めは、すぱーん!
吹き抜けは、もう一カ所あります。






カサミラ屋上のおとぼけおじさん衆(煙突です)。
あちらに見えるのはサグラダファミリア。今日も工事やってる、やってる。





「グエル公園」





グエル公園は、ガウディのパトロンであるエウセビオ・グエルによる依頼で作られた。
当初の予定では、20ヘクタールもの広大な敷地に、60戸の分譲住宅をつくる予定であったが、実際に家を買って住んだのはグエルとガウディのふたりだけだった。(それ、泣けてきます...)
現在では、世界一有名な公園として、市民や観光客で賑わっている。





正門近くの事務所。ザ・お菓子の家。





モザイクタイル担当は、弟子のジュジョール。





傾斜した地形をそのまま生かした回廊。
歩くと、ひんやりとして気持ちいい。
観光客が途切れた奇跡の瞬間をカシャ。





なぜかこのフェンスに惹かれ、狂ったようにシャッターを切る自分。別に見どころでも何でもないただの柵なので、みな素通りで見向きもしないが、この形状、普通じゃないですよね?!激しく宇宙を感じるんだ。





グエル公園は高いところにあるので、バルセロナの街並がよく見渡せる。
かすんで見えるのは、地中海。




「カテドラル」




ゴシック地区のカテドラル(サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂)。精密な美。こういうのも大好き。夕陽が差して神々しい。
(ガウディ作ではないです)





◉ おまけ ◉ 好き好きバルセロナ!





通りを歩くと、あちこちに建物の素敵なファサード。目移りしてしまい、大変です。
ん?あれは?!






こ、これは!
日本髪!
すごく不気味で面白い。グロテスクだなー






夜はバルで一杯ひっかけたよ。
(カウンターで、隣の陽気な二人連れのおしゃべりに、耳を傾ける。
学生時代にスペイン語とっていたから、その内容はなんとなく...もわからない一語も...orz)





目の前に並ぶタパス(小皿料理)を注文。
パンとチーズが美味しかったよ!









サンジュゼップ市場。
ぱちりと撮るだけで、雑貨屋さんの売れ筋ポスカの出来上がり!






あちらこちらに教会があった。自由に出入りできるところがほとんど。
クリスチャンでなくとも、穏やかな気持ちにさせてもらえます。
キャンドルはガラスかな?と思ったのだけど、さわってみたらプラスチックだった。教会の入り口で販売もしていました。きれいだなー。


バルセロナ、自分は超絶好きになりましたよ。
いつかまたきっと来る!と心にかたく誓いました。


さて、アール・ヌーヴォー建築をテーマに、三回にわたり投稿してきた欧州レポートも、これでおしまい。
読んでいただき、ありがとうございました!











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| デザイン | 19:00 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
アール・ヌーヴォーの建築 #2 〜パリ編
Mandala Design sachiです。
前回の「アール・ヌーヴォーの建築 ブリュッセル編」に続き、今回はパリ編です。

....................

1895年、フランス人の建築家エクトール・ギマール(1867–1942)はベルギーを訪れた。そして、ヴィクトール・オルタに出会う。
オルタはギマールに助言したという。
「花や葉を離れ、茎を掴め」
やがて、アール・ヌーヴォーの波はパリに伝わっていった...




1900年頃のエクトール・ギマールの作品。
オルタのいいつけ通り、茎が大フィーチャーされてる!
...という意味ではないとは思いますが。

(アール・ヌーヴォーの印象は、茎というよりもくるくるとした蔓のイメージの方が強いなー)


オルタに出会う前のギマールは、中世建築(有機的ではなく、どちらかというと幾何学的)を専門とする建築家だったとのこと。その彼が、ベルギーを訪れてオルタに出会い、タッセル邸を見るや否や、アール・ヌーヴォー様式に心を奪われた。
そして帰国後には、手がけていた最中の建築物に大幅な設計変更を加えてしまった!
青年エクトール・ギマール28歳。きっと、ものすごい衝撃だったんだ。。
この建物は、パリで最初のアール・ヌーヴォー建築となった(カステル・ベランジェ)。けれども、タツノオトシゴとか仮面とかがくっついた、はじめて見るおかしな装飾建築に、パリの人たちは一様に冷たい批判を浴びせたそうな。



フランスのアール・ヌーヴォーは、1900年のパリ万国博覧会のころ最盛期を迎える。
エクトール・ギマールは、その代表的建築家になっていた。
それで、万博に向けて開通が進められていたメトロ入口のデザインをメトロ側から依頼され、一手に引き受けたんだ。




「メトロ入口のデザイン」




ポルト・ドフィーヌ駅入り口。






屋根の部分はトンボかセミの羽根みたい。
たっぷりとした陽光できらきらしていました。






1900年メトロ開通時、同じ形のデザインが5駅に採用されたが、現存するのはここだけ。
壁面の蔓装飾が今にも動き出しそうです。ヘビっぽくもある。





しかしあたりは閑散としたもの。誰もありがたがってるようすはない...







こちらはアベス駅。屋根の先が少し丸みを帯びているタイプ。モンマルトル地区です。






地上に出るといきなりのメリーゴーラウンド。
家族連れがいっぱい見られた。






入り口付近の案内板。






こちらは滞在していたホテルから歩いて3分。ブランシェ駅。






日が暮れるとあかりが灯ります。このタイプが一番好き。
ミュシャっぽいと思う。






向かいにはムーラン・ルージュが。
このあたりはブランシェ広場。





「ギマール自邸」


パリ16区には、エクトール・ギマール設計の住宅建築が10軒以上ある。
彼のピーク時の作品である「ギマール自邸」を見に出かけた。




ギマール自邸。






窓の飾りが素敵。色々なタイプがあって楽しい。






モザール通り112番地。その下のHGは彼のロゴ?






壁面にはサインが彫ってあった。






パリ16区はどの建物も趣があった。
フランスパンかじって歩いている人を何人か見かけた。






この駅のメトロサインは比較的現代的な感じ。
洗練されています。





◉ おまけその1 ◉ パリのメトロはスタイリッシュ!


とにかくメトロの駅が可愛い。椅子が。大きめの広告が。
駅によってテーマカラーがあるようで、滞在したホテルの最寄り駅ブランシェはきれいなオレンジ色だった。


<駅構内>














<広告ポスター>














<車内>



座面のファブリックもハイセンス。これ以外にも何パターンかありました。
けれど床にゴミが...ゴミが多い...

(ちなみにメトロ内でスマホいじっている人が多いのはどこも一緒)




◉ おまけその2 ◉ パリの街角はやっぱりおしゃれ!


ショップやレストランの店先ひとつひとつが個性的なのはさすが。
壁の色とか看板のイメージとか。
















こちらはシャンゼリゼ通りの出店。可愛いテント?がずらりと並び、パリジェンヌ達で賑わっていた。

(余談ですが、かの名高いシャンゼリゼ通りだけど、銀座だって負けてないよ!と思ってしまった。銀座の街は、清潔でかつハイセンス。ゴミ一つ落ちていない。この街の道ばたのゴミの多さにはちょっとびっくり...)






壁の落書き?だってアーティスティック。






アメリが働いていた店「カフェ・ドゥ・ムーラン」でひと休みしたよ。






モンマルトルの丘にあるサクレクール寺院の前からは、パリが一望!






こちらも「アメリ」に出ていたメリーゴーラウンド。

(豊島園のに似てるなー、と思ったが、あとで調べたら豊島園のメリーゴーラウンドって現存する日本(おそらく世界)最古のものであることが判明!1907年ドイツ製。アール・ヌーヴォー様式)



(こちらが練馬区のアール・ヌーヴォー)

   





辺りが暗くなると、街灯シルエットの優美さにも気がつく。





石畳も小雨に濡れて光っていました。



バルセロナ編に続きます!






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| デザイン | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アール・ヌーヴォーの建築 #1 〜ブリュッセル編
Mandala Design sachiです。

先日ポストしたMoMAのサイトで、時代の流れとともにデザインの特徴も変化して面白いなーとながめていたら、昨年秋に訪れた欧州で見た「アール・ヌーヴォー建築」を思い出しました。
それらについて、数回に分けて書こうと思います。

....................


アール・ヌーヴォー(Art Nouveau 仏:新しい芸術)は、19世紀末〜20世紀初頭、欧州を中心に広まった美術運動をさし、建築や工芸品、グラフィックなどにその様式がいかされた。
アール・ヌーヴォーのデザインは、細部から全体まで波打つ曲線で構成されており、植物や昆虫などのモチーフが多く見られる。
とにかくそのフォルムが魅力。官能的で、有機的で、見ているだけで胸がときめいてしまう。
(浮世絵など日本美術とも関係性が深いという話も非常に興味深い。この投稿でも書きました)

そしてその中でも、個人的に特に心惹かれるのが「建築物」。
それらを見るのを目的に、ベルギー、フランス、スペインを巡った。
長い旅行ではないので、代表的なものだけだけど。
はじめは、アール・ヌーヴォー建築の「聖地」とされる、ベルギーの首都ブリュッセル編です。


「タッセル邸」



ベルギーの建築家ヴィクトール・オルタ(1861 - 1947)のタッセル邸。
世界遺産である。
(ちなみにここは見ることができなかったので、画像はWikiより転載)
オルタは、アールヌーボー様式を装飾芸術から建築に取り入れた最初の建築家と言われている。
この優美な装飾を洋書で初めて目にしたとき、自分のアールヌーボー建築への憧れが始まったのだった。



「ヴィクトール・オルタ邸」



オルタの自邸は、現在は「オルタ美術館」になっている。
外観はこんなふう。想像よりもこぢんまりとした印象だが、近づいてみると扉だけでもう垂涎。





邸内がまた素晴らしく華やかだった。細部まで本当に見応えがある。
撮影禁止だったので、以下はミュージアムショップで購入したポストカードから。





ベッドルーム。壁紙はウィリアム・モリス。
フレーム飾りのこの辺のモチーフはちょっとカブトムシっぽい...






螺旋階段 Wikiより転載 オウム貝...






オルタ美術館のサイトより






入館時のリーフレット
(こちらがヴィクトール・オルタ氏)




「楽器博物館」



ブリュッセル中央駅から王宮への坂道の左側にある。
日本では決して見られない感じの建物が並ぶ。






建築家のサントゥノワ設計のアール・ヌーヴォー建築。
旧百貨店オールドイングランドの建物を転用した博物館だとのこと。
ハープシコードやピアノを含む西洋の楽器の他、古代の楽器やインド、インドネシアなどの楽器も収集。














天井の装飾もいちいち美しい。






楽器博物館からのながめ。格調高い庭園も芸術。
弱い雨が降っており、ながめも一層色鮮やかに感じられた。






外観の繊細な装飾も、窓から身を乗り出し?じっくりと観察。




うーん。どれも素敵でした。異国情緒にあふれてた。
パリを拠点とした日帰り旅行で少し慌ただしかったのが残念。




◉ おまけ ◉ ブリュッセルのここがかわいい!




Bruxell MIDI駅。日本人がイメージする北欧デザインそのものの雰囲気。
あちらこちらに機能美が感じられる。時計はMONDAINE。






蚤の市に行く途中に見たレストランの壁。
まるでおしゃれなステッカーがいっぱい貼ってあるみたい。






お城みたいな夢見る建物が普通にある。






街はカラフル。青と黄色が多い。路面電車が可愛らしいな。






歯医者さんかな?すっきりデザイン。






とっても気になったお店のショーウインドウ。
アーティスティックで知的でちょっぴり怪しくて(笑)






お洒落な本屋のクリスマスコーナーにあった村上春樹。
ふーん。頑張ってる。






お店の看板がどれも可愛いのが印象的でした。




パリ編に続きます!





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| デザイン | 18:27 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
養老天命反転地!
Mandala Design sachiです。
春に、ずっと行きたかった「養老天命反転地」を体感するために岐阜まで出かけました。





〜 世界的に有名なアーティスト、荒川修作氏とそのパートナーで詩人のマドリン・ギンズ氏の構想による庭園です。この庭園はメインパビリオン「極限で似るものの家」と「楕円形のフィールド」の2つの部分から構成されています。「楕円形のフィールド」には、「極限で似るものの家」を分割した9つのパビリオンが点在し、さらに、対をなす丘とくぼみ、148もの曲がりくねった回遊路、大小さまざまな日本列島などがつくられています。ここでは、予想もつかなかった風景や懐かしい風景、いろいろな出来事に出会うことになるでしょう。あるいは天命を反転させることができるかもしれません。「養老天命反転地」は、そのための実験場なのです。〜
岐阜市養老公園のサイトより


「身体感覚の変革により、意識の変革が可能」
と考えた、彼らの実験的なアートプロジェクトだという。
要するに、体感型のインスタレーションなのかな。。
自分はもうずいぶんと前から養老天命反転地のサイトを見てはわくわくしていたのが、やっぱり何だか今ひとつピンとこない。

マップを見ると13ものエリアに分かれている。
そのエリア名が
「不死門」とか
「昆虫山脈」とか
「白昼の混乱地帯」
「宿命の家」
とか、いちいち魅力的。

「極限で似るものの家」の使用法には、こう書いてある。

●何度か家をでたり入ったりし、その都度違った入口を通ること。
●中に入ってバランスを失うような気がしたら、自分の名前を叫んでみること。他の人の名前でもよい。
●思わぬことが起こったら、そこで立ち止まり、20秒ほどかけて(もっと考え尽くすために)よりよい姿勢をとること。
●どんな角度から眺める時も、複数の地平線を使って見るようにすること。
●一組の家具は、他の家具との比較の対象として使うこと。
●遠く離れている家同士に、同じ要素を見つけること。最初は明らかな相似を見つけ出し、だんだん異なる相似も見つけ出すようにすること。....


「楕円形のフィールド」エリアはこう。

●楕円形のフィールドを歩く時、「極限で似るものの家」の光景をできるだけ思い出すこと。そしてその逆も試すこと。
●空を、すり鉢形の地面に引き下ろすようにしてみること。
●日本と呼ばれる列島との、見えたり見えなかったりするつながりで、自分がどこにいるのか常に問うこと。
●「白昼の混乱地帯」の中では常に、ひとであるより肉体であるよう努めること。
●何かを決めるために、あるいは以前決めたよりもより繊細に、またはより大胆に(あるいはその両方に)なるために、「もののあわれ変容器」を使うこと。
●「地霊」の中では、地図上の約束を忘れること。
●「宿命の家」や「降り立つ場の群れ」と呼ばれている廃墟では、まるで異星人であるかのようにさまようこと。...


・・・。
意味が全然分からない。。
やはりこれは実際に行ってみるしかないんじゃないか!

というわけで、東海道新幹線で名古屋まで行ってしばしの観光後、
JR大垣駅から養老鉄道に乗り、のどかな田園風景の中を走ること25分。
とうとう養老駅に着きました。



きれいな赤の養老列車。可愛いな。ごとごとと揺られたら、案の定うとうと。




思えば遠くに来たもんだ。養老孟司は何かここと関係あるのかな。




見えてきたよ!広々とした敷地内にカラフルな建物。空も真っ青。あざやか色のハーモニー。




これはエントランス&事務所内。床が斜めで頭がぐらぐら。天井にも映し鏡のように迷路が。




「不死門」エリアの主・猫くんは瞑想中。見渡す山並みの向こうには琵琶湖があるはず。




おっと。あれに見えるは「極限で似るものの家」だ。




屋根は岐阜県の地図。




中に入るとまもなく平衡感覚が狂ってきた。平らな地面は皆無。足取りがふらつく。




天井に椅子を発見!見上げてばかりいると足下が危ない。




ソファは壁を通り抜ける最中に力尽きたもよう。




いたるところに狭い通路があった。強い光にくらくら。産道通って何度も生まれ変わるよ!




きたー!「宿命の家」
うーん...想像とちょっと違うかも。。




全景をながめる。深呼吸が気持ちよい。UFOが誤ってばんばん飛来しそう。




ついでに養老の滝にも足を伸ばしました。



養老町は自然豊かな素晴らしいところで、将来住んでみたい場所候補になりました。
「養老天命反転地」はお子さん連れの方が楽しめますね。
いい大人は事後ガクガクです。

ということでレポートはおしまいー。


養老天命反転地(養老公園)
〒503-1267 岐阜県養老郡養老町高林1298-2
tel.0584-32-0501 fax.0584-32-4507
入場時間 9時から4時半まで

養老天命反転地



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| アート | 14:51 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
MoMA | Century of the Child
Mandala Design sachiです。

今日は、20世紀以降の現代美術の発展と普及に大きな役割を果たしてきた
MoMA(ニューヨーク近代美術館)の特別サイトをご紹介。


MoMA | Century of the Child



Century of the Child"というサイト名の通り、1900年から2000年のアート/デザインの中でも主に子どもに関係あるものにスポットをあててまとめているサイト。
年代別に見ることができ、とても楽しい。ためになる。そのころ歴史的に何が起きていたかも簡単にわかるようになっている。色味がとてもきれいで、洋書をながめている気分にもなった。




1910s−1930s 第一次世界大戦ごろ
クリックすると拡大、説明を見ることができる。




この時代のデザイン、いいな。どれも素敵。




1960s-1990s 宇宙時代の幕開け。
上のグレイのアイコンは「アポロ11号月着陸」と「世界初の人工衛星スプートニク1号」




90年代も終わりになると、Made in Japanが多くなってくる。
AIBOや塊魂やゴスロリ…。




サイトの作りも素晴らしい!
皆さんも是非楽しんでくださいね!

MoMA | Century of the Child





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| デザイン | 14:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「謎と旅する女」
Mandala Design sachiです。

本日もまた、東京は春の嵐。もうへろへろになって家にたどり着きました。強風すぎてあらゆるものが吹っ飛んでいきそうです。
おしゃれ心とか。
自尊心とか。
ホコリや花粉や有害物質たっぷりの強風に吹かれながら、
もしや地球の自転が前よりも少し早くなったのでは!?
と思ったのでした。

さて、今日ご紹介するのは、どこにでもありそうな旅ブログ。
2012年11月からあるページなので、もう皆さんご存知かもしれません。
自分ははっきり言ってコワくて全身の毛が逆立ち、心拍数が増しました。

思わずページのソースを見ました。html5です。
スマホでも普通に見れます。

自分はこういうものが大好きで、当 唐草俱楽部ブログで紹介するので正しいのか、正直よく分からないのですが。

紹介しちゃいます!

では。
覚悟はよいか。
ボン・ヴォヤージュ!



http://sai-zen-sen.jp/works/fictions/gamekids2013/01/01.html

*ゲームクリエイターの渡邊浩弐氏が関わっています。



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| デザイン | 17:45 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
神代植物公園に行ってきた。
三月です。春はすぐそこ。
そんな季節をスナップしようと、Mandala Design sachiは、調布市にある神代植物公園に行ってきました。

平日でひとも疎らだろうと思いつつ入園し、歩き始めると、のっけから池のそばに人だかり。梅の木の方に向けて、2、30人ほどがカメラを構えている。
よい陽気だったので園内にそういう光景は多々見られた。
だが、今回驚いたことはカメラ女子の数の多さ。
それもお散歩カメラ、なんてヤワなものではなく、三脚に長いレンズを装着したフルサイズの一眼レフ。肩に担いで颯爽と移動する姿がカッコいい。
そして、彼女達の推定年齢は60〜70歳!あわわ。

その年代のカメラ男子は昔から多数お見かけするが、昨今のアマチュアカメラマン事情はこんなことになっていたか!!
驚きました。
池のそばの男女比はざっと6:4だった。

感心した自分は、60代後半と思われるカメラ女子のお一人にリサーチを試みた。

ー みなさん何を撮ってらっしゃるのですか。

「ああ、鳥よ。きれいな色の鳥が来るからここで待っているのよ。緑色の、なんてったっけかな...」

ウグイス?!と喉元まで出かかったが、さすがにその名は忘れまい、もっと珍しい鳥だろうと素人な自分を恥じ、次の質問。

ー いつもこんなふうに多くの方がシャッターチャンスを狙ってらっしゃるのですか。

「そうそう。今日みたいな暖かい日は特にね。いや暖かいっていうか暑い。ほら、こんなに汗かいちゃった」

そう言いながら背中を見せてくださる。なるほど、シャツには汗染み。

ー それで、今日は良い写真が撮れましたか?

「そうだと思うよ。ずっとああして待っているんだもの。
あたし?あたしはね、本田さんのつきあい。今日は猫の避妊をしに来たの」


どうやらこの方は少し事情が違ったようですが、本物のカメラ女子の皆さんはおしゃべりすることもなく、獲物を狙うようにファインダーにかぶりついていたのです。
自分も一応カメラを持っていたのですが、重い三脚持参などはなから考えていなかった。

何だか励まされた日だったので投稿した次第です。





Mandala スナップは食い気優先




もちろん花も撮りました。





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| アート | 21:44 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
丸の内ウォークと「松丸本舗」
先日いただいた飴。
これが素晴らしく可愛くて美味しくて、幸せな気分になってしまったMandala Design sachiです。




小さいのにひとつひとつ、しっかりとその果実の味がする!



パパブブレ。バルセロナに本店を構える、アートキャンディ専門店だとのこと。海外版金太郎飴ですね。







papabubbleサイトより転載
http://www.papabubble.jp/

〜パパブブレのショップは、まるで小さな劇場。毎日、職人が手作りでキャンディを作っている姿を見ることができます。大きな鍋が出てきたら、キャンディ作りのスタートです。色とりどりの甘い液体がボードの上に流され、職人が豪快に練っていきます。練られたかたまりを細長く伸ばし、太さと色の違うキャンディを重ね合わせて、太い1本の棒にします。この時点ではどんな絵柄になるのか、まだわかりません。太い棒状のキャンディを伸ばし、直径1センチ程度の太さに。最後は、職人の鮮やかな手つきでカットされ、宝石のようなキャンディができ上がります。液体から固体へ、鮮やかな変化を遂げて1粒のキャンディができていくのです。〜


生まれ変わった東京駅 TokyoStationCity内の、昨年秋オープンしたばかりショップで友人は買ってきてくれて、手渡してくれた。
niceセンス!ありがと。

その日も丸の内界隈はイルミネーションが美しかった。
有楽町と大手町を結ぶ、丸の内仲通りの街路樹に「シャンパンゴールド」色のライトが灯る。この丸の内オリジナルカラーだというLEDの色がまた、大人っぽくて上品。石畳の通りに映えているながめなどは、ヨーロッパの古い街並のよう。(イルミネーションは2/17まで)



このお店すき。パスタもおいしい。DHL車も丸の内マジックで何だかおしゃれ。


ハイセンスなショップの並ぶ仲通りもいいけど、東京駅を背にして行幸通りを皇居方面にてくてく歩いたりするのも気持ちよい。昼間にはお濠の白鳥にも会えるしね。



ぎゅんぎゅんのフィッシュアイで皇居方面をながめる


ところで、丸の内と言えば、丸善丸の内本店の「松丸本舗」が閉店してしまったのはショックだった。
三菱一号館美術館や丸の内ブリックススクエアが建設中だった二、三年前、職場が近かったこともあり、よく行っていた。
作家/編集者の松岡正剛氏プロデュースの書店で、2009年、丸善内にオープン。本の並べ方、レイアウトが強烈に面白かった。
通常の書店のような、五十音順ではなく、作家別でもない。本の体裁はまったく関係なく、テーマ別に本が並べられているのだ。つまり専門書と小説と写真集とマンガが、ある関連性のもとに、ともに背表紙を並べていたりする。
よって、始めはあるテーマの写真集をながめていたのに、いつの間にかその隣にあった同じ題材を取り扱った小説を手に取って読んでいた…ということが起こってくる。しかもテーマも限定的ではなく、一つの書棚でグラデーションのようにつながりを見せて行く。楽しい。「知の迷宮」に入り込んだ雰囲気だった。時間を完全に忘れてしまう。

(リンクをたどるごとに世界観が広がるネットのイメージにも似てるかも)
(あっ。今気がついたんだけど、ヴィレヴァンにも似てるw ヴィレッジヴァンガード知的編)



ありし日の「松丸本舗」


横積み、重ね置きもあったよ



「いまの本屋さんに欠けているのはセレクトショップの感覚。小説、ビジネス、音楽…と『分類』するだけでしょう。そうではなくて、本棚には『文脈』が必要。本の並びそのものが、シナリオであり、ドラマでありうる」
「本は数冊が組み合わさることですばらしい景色をつくる。ただ、10冊のためのタイトルはない。それをつけることで、イメージが立ち上がる。そこがすごく重要なんです」


松岡正剛さん
http://sankei.jp.msn.com/life/news/121209/bks12120908280010-n1.htmより

大いに共感します。
松岡氏の「松岡正剛の千夜千冊」にはいつも本当にお世話になっている。

「松丸本舗」どこかで復活してくれないかな。





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| アート | 16:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
高木正勝 on Musictonic
高木正勝の奏でる音楽。
それは世界への祈りだと思う。
世界の豊かさ。美しさ。優しさへの賛美。


以前にも投稿しましたが、高木正勝さんが今年も大変に気になる、
Mandala Design sachiです。

最近は細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』の音楽を担当したり、ダンサーの森山開次さんとコラボレーションした『曼荼羅の宇宙』が上演されたり、と大活躍。
吉祥寺バウスシアターで行われた鼎談では、本当に息のかかるような間近で話を聴くことも可能だったのに、すっかり手の届かないお方となってしまったな。



http://musictonic.com/music/高木正勝#v=ByIbaPPgopw

ところでこのMusictonicというサイトが素敵。
検索した音楽家のyoutube動画を順番に延々と流してくれる。
PCで作業しながらのBGMにぴったり。おすすめですよ!







JUGEMテーマ:No Music, No Life


| アート | 15:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |

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