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吉岡徳仁「クリスタライズ」展
Mandala Design sachiです。
「吉岡徳仁−クリスタライズ」を鑑賞しに、東京都現代美術館に行ってきました。




http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/147/1

吉岡徳仁(1967年生まれ) は、アート、デザイン、建築など幅広い領域において自由な着想と実験的な創作から生まれる作品により、世界に最も影響を与える創り手の一人として、国内外で高く評価されています。
本展は、大規模なインスタレーションをはじめ日本での初公開作品・新作を含むその作品世界を、初めて包括的に概観できる機会であり、常にアートの新しい手法を研究し、大胆な発想と革新的な表現によって世界に驚きを与えてきた、吉岡徳仁の過去最大規模の個展となります。〜


吉岡徳仁は、プロダクト、空間、パッケージ、建築など、多岐にわたるデザインを手がけている世界的に著名なデザイナー。
わたし達に身近なものとしては。

auの携帯電話のデザイン。


「MEDIA SKIN」(2007)


「X-RAY」(2010)
これ、出た当時、憧れました。


こちらは目薬。香水のボトルみたい。かすかな薔薇の香りがするそうですね。




「サンテ ボーティエ」ボトル(参天製薬)


これら手のひらにすっぽりおさまるようなもののデザインから、
SWAROVSKI 、CARTIER、HERMES、LEXUS、TOYOTA、NTTなど、名立たるブランドの構造物の空間デザインまで、幅広く手がけている。

吉岡徳仁を世界的に有名にしたのは、紙でできた椅子「Honey-pop」。


「Honey-pop」(2001)
http://i6designs.com/tag/honey-pop-chair/より

ニューヨーク近代美術館(MoMA)、ポンピドゥー・センター、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館などの世界の主要美術館での永久所蔵品。

この椅子の展示もあった。座りたくてウズウズしたよ。我が家にもひとつほしいな。「でもこれは使い続けると絶対に汚れが目立つ」とはご一緒したM氏の弁。確かに。半年後にはうっすらとおしりの形になった汚れが…つくのか!orz


今回の「クリスタライズ」展から受けた全体のイメージは、白くて透明でキラキラした感じ。純粋培養。
ピュアで気持ちのよい空間だった。スペクトラムとか結晶とか、個人的に好みのものがいっぱい。



入り口付近は撮影可。
大量のストローのようなファイバーで形作られた不思議な空間。



「Water Block」(2002)
ガラスのベンチ。床に写る透明の影が幻想的。
置く場所によって大きく表情が変わるのだろうな。青空の下。草原のまん中。静かな海辺。「ガラスのベンチ」という絵本ができそう。

吉岡氏いわく、水が造り出す美しい波紋やきらめきを連想させる、水の彫刻のようなものを作りたかったとのこと。
水の彫刻。いいなー。



こちらはパリ・オルセー美術館のマネ、ドガ、モネ、セザンヌなどのギャラリーに常設展示されている。確か、森美術館にもありました。
画像は、http://www.tokujin.com/より



そして、「Rainbow Church」


「Rainbow Church」(2010)

20代前半のころ、南仏プロヴァンスにある、アンリ・マティスが手がけた「ロザリオ礼拝堂」を訪ねた吉岡青年。「いつかこのような建築を作りたい」と思ったという。
その頃からずっと構想を続けてきた建築プロジェクトが、この「虹の教会」。
500本のクリスタルプリズムが映し出す、白い壁の上の虹色のひかりが作品の肝。きれい…。


近づいて見ると…




しかし、作品の規模がでかい!
このサイトのトップページで、多くの人の協力があってこの作品が設置されていく行程を見ることができる。




吉岡徳仁にもきっと、こういうのに憧れて純粋にやってみたくて、でも実績もお金もなくてそんなの夢のまた夢、だった時代があり、それからずっとキャリアを積んで、今や世界的に認められ、それでこういうやってみたくてたまらなかった作品が実際に作れるようになって…感無量だろうなー。と想像し、感動した。大変によかった。本当にきれいだもの。

他には「Swan Lake」「Rose」などの作品がありました。


http://www.tokujin.comより


■■ おまけ ■■

ロビーのカラフルなソファを撮りたくてシャッターを切ったら、たまたま映り込んでいてたまげた 吉岡徳仁氏と思われる歩きスマホのお方。(未確認)


それでは!



吉岡徳仁−クリスタライズ  展覧会情報
■会期
2013年10月3日[木]―2014年1月19日[日] 〜終了しました
■開館時間
10:00〜18:00(入場は17:30まで)
■会場
東京都現代美術館(企画展示室B2F・アトリウム、1F・B室、ホワイエ他)






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| デザイン | 17:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
¡GoodDesign! * ¡GoodDesign!
Mandala Design & Chemicals sachiです。
久しぶりの投稿です。

本日はめっちゃSWEET!なデザインのご紹介。






可愛いらしいパッケ―ジのChocolate?...かと思ったら、シドニーにあるWebデザイン会社のサイトの全体像なんです。
細部までほんとにラブリー!

http://www.chocolatecoded.com.au/#home

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| デザイン | 16:34 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アール・ヌーヴォーの建築 #3 〜バルセロナ編
Mandala Design sachiです。

これまでに、ベルギーで始まったアール・ヌーヴォー様式の建築がフランスに伝播したことなどに触れてきました。

■ アール・ヌーヴォーの建築 #1 〜ブリュッセル編

■ アール・ヌーヴォーの建築 #2 〜パリ編

最後はバルセロナ編です。

アール・ヌーヴォー文化の発祥順に北から書いてきたけれど、自分がこの旅の最初に訪れたのは実はバルセロナ。
何はなくとも、アントニオ・ガウディの建築を実物大で見たかったのです。


....................


スペインでは、アール・ヌーヴォーは「モデルニスモ」と言われた。
この国には、日本人が大好きなガウディだけでなく、ドメネク・イ・モンタネールや、ガウディの右腕ジュゼップ・マリア・ジュジョールなど、多くの優れた建築家がいた。

バルセロナの街を歩くと、石造りの趣きのある建物が立ち並んでいるのが眺められる。歴史的価値の高い建造物と思わしきものもさりげなくそこにあって、とても豊かな気持ちで散歩することができる。
成熟した文化を持つ大人の街、という印象を受けた。

通りを行く人たちは知的で真面目そうに見えた。ただの印象だけで言っているけど。女性は黒っぽいコートにバッグを斜め掛け、というファッションが多かった(初冬だったので)。黒ぶち眼鏡率が高かったかな。
平均身長はおそらく日本人と大差なく、親しみ易い感じがした。


(ただし、バルセロナはスペインの中でも色々な意味で異質(ユニーク)な都市なのだという。バルセロナのあるカタルーニャ州はその昔、独立国だった。そのため文化的に独自の路線を当時から保持しており、ここの人々は「スペイン人」というよりも「カタルーニャ人」という意識が強いのだと聞いた)



「サグラダ・ファミリア(聖家族教会)」





まずは言わずと知れた、サグラダ・ファミリア
もともとはこの聖堂の外観を楽しみにして来たのだが、入ってみると内部の美しさに夢心地になった。









ステンドグラスから透かし見る光が、幻影のよう。
天からの木漏れ日。






どこからか、パイプオルガンの音色が響いてくる。






立体フラクタル!





きれいな色。なんて書いてあるのかな。






まだ色が入っていないところも。建築現在進行形。




天井の相似形な眺めに、頭ゆらゆら。幻覚を見ているみたい。天国だし地獄だと思った。こんなものを三次元で作ってしまうなんて。どんな曼荼羅画家も叶わないよー。
聖堂内はきっとどの位置から見ても完璧で、どこに座った人もこの超越した境地をきちんと満喫できるように計算し尽くされているのだろう、と思った。







外観はね、あの全体の造形。悪魔つきみたいだと思う。どろどろに溶けてる。なんでこうなるのだろう、と思う。この世以外のところからのインスピレーションがあったとしか思えないシルエット。おどろおどろしくて禍々しくて、とてつもなく悪趣味で。でも抗えないような魅力があると思う。





「降誕のファサード」
サグラダ・ファミリア主任彫刻家の外尾悦郎氏(1953年 -)が関わったところのながめ。





「カサ・バトリョ」





ガウディ建築で自分が一番かっこいいと思うのがこの「カサ・バトリョ」
エレガント、かつ超ワイルド。なんて言ったって髑髏(しゃれこうべ)よ。
カラフルな外壁は、弟子のジュジョールによるもの。

(左隣も有名な建築物。プッチ作のカサ・アマトリェール)

滞在していたホテルから近くてびっくり。歩いて3分。
バルで食事した帰りにライトアップしたながめまで見れてよかった。





夜の彼。
ますます怪しい。。


してその中身はこんなふう。



どこが壁で、どこからが天井?入り口からすぐの階段室。
さあ、探検の始まりだ。
しっかりした背骨を持った生き物の中に潜入。






扉の上のガラス。細胞ぶくぶく。どこを見ても柔らかな曲線。
軟体動物がイメージされる。






天井にはドレープが。胃のなか内視鏡でみるとこんなだよね。軽度のびらんが見られます。シャンデリアがへそ的存在かな。すぽんと抜いたら間違いなく崩落だね。。(妄想は続く...)






吹き抜けエリアは青の世界。まるで海の底にいるよう。

(天窓のすぐ下はコバルトブルーだが、下に行くに従って、青色、水色、パールグレー、白と色が変化していく。中庭から見上げた時に、下から上までほぼ同じ色に見えるようにと、考えられているという)






細部まで素晴らしい。






屋上に出た。空が青い。






このウロコみたいなのが赤〜グリーン〜ブルーのグラデーションになっている。かっこいいな!
「ドラゴンの背中」と呼ばれているそうだ。





「カサ・ミラ」





地元の人からは「ラ・ペドレラ」(石切場)と呼ばれたカサ・ミラ。
予算オーバーが度重なり、工事期間中はガウディと施主との争いが絶えなかったという。

だるだるのシルエットが魅力的!






中庭からの眺めは、すぱーん!
吹き抜けは、もう一カ所あります。






カサミラ屋上のおとぼけおじさん衆(煙突です)。
あちらに見えるのはサグラダファミリア。今日も工事やってる、やってる。





「グエル公園」





グエル公園は、ガウディのパトロンであるエウセビオ・グエルによる依頼で作られた。
当初の予定では、20ヘクタールもの広大な敷地に、60戸の分譲住宅をつくる予定であったが、実際に家を買って住んだのはグエルとガウディのふたりだけだった。(それ、泣けてきます...)
現在では、世界一有名な公園として、市民や観光客で賑わっている。





正門近くの事務所。ザ・お菓子の家。





モザイクタイル担当は、弟子のジュジョール。





傾斜した地形をそのまま生かした回廊。
歩くと、ひんやりとして気持ちいい。
観光客が途切れた奇跡の瞬間をカシャ。





なぜかこのフェンスに惹かれ、狂ったようにシャッターを切る自分。別に見どころでも何でもないただの柵なので、みな素通りで見向きもしないが、この形状、普通じゃないですよね?!激しく宇宙を感じるんだ。





グエル公園は高いところにあるので、バルセロナの街並がよく見渡せる。
かすんで見えるのは、地中海。




「カテドラル」




ゴシック地区のカテドラル(サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂)。精密な美。こういうのも大好き。夕陽が差して神々しい。
(ガウディ作ではないです)





◉ おまけ ◉ 好き好きバルセロナ!





通りを歩くと、あちこちに建物の素敵なファサード。目移りしてしまい、大変です。
ん?あれは?!






こ、これは!
日本髪!
すごく不気味で面白い。グロテスクだなー






夜はバルで一杯ひっかけたよ。
(カウンターで、隣の陽気な二人連れのおしゃべりに、耳を傾ける。
学生時代にスペイン語とっていたから、その内容はなんとなく...もわからない一語も...orz)





目の前に並ぶタパス(小皿料理)を注文。
パンとチーズが美味しかったよ!









サンジュゼップ市場。
ぱちりと撮るだけで、雑貨屋さんの売れ筋ポスカの出来上がり!






あちらこちらに教会があった。自由に出入りできるところがほとんど。
クリスチャンでなくとも、穏やかな気持ちにさせてもらえます。
キャンドルはガラスかな?と思ったのだけど、さわってみたらプラスチックだった。教会の入り口で販売もしていました。きれいだなー。


バルセロナ、自分は超絶好きになりましたよ。
いつかまたきっと来る!と心にかたく誓いました。


さて、アール・ヌーヴォー建築をテーマに、三回にわたり投稿してきた欧州レポートも、これでおしまい。
読んでいただき、ありがとうございました!











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| デザイン | 19:00 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
アール・ヌーヴォーの建築 #2 〜パリ編
Mandala Design sachiです。
前回の「アール・ヌーヴォーの建築 ブリュッセル編」に続き、今回はパリ編です。

....................

1895年、フランス人の建築家エクトール・ギマール(1867–1942)はベルギーを訪れた。そして、ヴィクトール・オルタに出会う。
オルタはギマールに助言したという。
「花や葉を離れ、茎を掴め」
やがて、アール・ヌーヴォーの波はパリに伝わっていった...




1900年頃のエクトール・ギマールの作品。
オルタのいいつけ通り、茎が大フィーチャーされてる!
...という意味ではないとは思いますが。

(アール・ヌーヴォーの印象は、茎というよりもくるくるとした蔓のイメージの方が強いなー)


オルタに出会う前のギマールは、中世建築(有機的ではなく、どちらかというと幾何学的)を専門とする建築家だったとのこと。その彼が、ベルギーを訪れてオルタに出会い、タッセル邸を見るや否や、アール・ヌーヴォー様式に心を奪われた。
そして帰国後には、手がけていた最中の建築物に大幅な設計変更を加えてしまった!
青年エクトール・ギマール28歳。きっと、ものすごい衝撃だったんだ。。
この建物は、パリで最初のアール・ヌーヴォー建築となった(カステル・ベランジェ)。けれども、タツノオトシゴとか仮面とかがくっついた、はじめて見るおかしな装飾建築に、パリの人たちは一様に冷たい批判を浴びせたそうな。



フランスのアール・ヌーヴォーは、1900年のパリ万国博覧会のころ最盛期を迎える。
エクトール・ギマールは、その代表的建築家になっていた。
それで、万博に向けて開通が進められていたメトロ入口のデザインをメトロ側から依頼され、一手に引き受けたんだ。




「メトロ入口のデザイン」




ポルト・ドフィーヌ駅入り口。






屋根の部分はトンボかセミの羽根みたい。
たっぷりとした陽光できらきらしていました。






1900年メトロ開通時、同じ形のデザインが5駅に採用されたが、現存するのはここだけ。
壁面の蔓装飾が今にも動き出しそうです。ヘビっぽくもある。





しかしあたりは閑散としたもの。誰もありがたがってるようすはない...







こちらはアベス駅。屋根の先が少し丸みを帯びているタイプ。モンマルトル地区です。






地上に出るといきなりのメリーゴーラウンド。
家族連れがいっぱい見られた。






入り口付近の案内板。






こちらは滞在していたホテルから歩いて3分。ブランシェ駅。






日が暮れるとあかりが灯ります。このタイプが一番好き。
ミュシャっぽいと思う。






向かいにはムーラン・ルージュが。
このあたりはブランシェ広場。





「ギマール自邸」


パリ16区には、エクトール・ギマール設計の住宅建築が10軒以上ある。
彼のピーク時の作品である「ギマール自邸」を見に出かけた。




ギマール自邸。






窓の飾りが素敵。色々なタイプがあって楽しい。






モザール通り112番地。その下のHGは彼のロゴ?






壁面にはサインが彫ってあった。






パリ16区はどの建物も趣があった。
フランスパンかじって歩いている人を何人か見かけた。






この駅のメトロサインは比較的現代的な感じ。
洗練されています。





◉ おまけその1 ◉ パリのメトロはスタイリッシュ!


とにかくメトロの駅が可愛い。椅子が。大きめの広告が。
駅によってテーマカラーがあるようで、滞在したホテルの最寄り駅ブランシェはきれいなオレンジ色だった。


<駅構内>














<広告ポスター>














<車内>



座面のファブリックもハイセンス。これ以外にも何パターンかありました。
けれど床にゴミが...ゴミが多い...

(ちなみにメトロ内でスマホいじっている人が多いのはどこも一緒)




◉ おまけその2 ◉ パリの街角はやっぱりおしゃれ!


ショップやレストランの店先ひとつひとつが個性的なのはさすが。
壁の色とか看板のイメージとか。
















こちらはシャンゼリゼ通りの出店。可愛いテント?がずらりと並び、パリジェンヌ達で賑わっていた。

(余談ですが、かの名高いシャンゼリゼ通りだけど、銀座だって負けてないよ!と思ってしまった。銀座の街は、清潔でかつハイセンス。ゴミ一つ落ちていない。この街の道ばたのゴミの多さにはちょっとびっくり...)






壁の落書き?だってアーティスティック。






アメリが働いていた店「カフェ・ドゥ・ムーラン」でひと休みしたよ。






モンマルトルの丘にあるサクレクール寺院の前からは、パリが一望!






こちらも「アメリ」に出ていたメリーゴーラウンド。

(豊島園のに似てるなー、と思ったが、あとで調べたら豊島園のメリーゴーラウンドって現存する日本(おそらく世界)最古のものであることが判明!1907年ドイツ製。アール・ヌーヴォー様式)



(こちらが練馬区のアール・ヌーヴォー)

   





辺りが暗くなると、街灯シルエットの優美さにも気がつく。





石畳も小雨に濡れて光っていました。



バルセロナ編に続きます!






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| デザイン | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
アール・ヌーヴォーの建築 #1 〜ブリュッセル編
Mandala Design sachiです。

先日ポストしたMoMAのサイトで、時代の流れとともにデザインの特徴も変化して面白いなーとながめていたら、昨年秋に訪れた欧州で見た「アール・ヌーヴォー建築」を思い出しました。
それらについて、数回に分けて書こうと思います。

....................


アール・ヌーヴォー(Art Nouveau 仏:新しい芸術)は、19世紀末〜20世紀初頭、欧州を中心に広まった美術運動をさし、建築や工芸品、グラフィックなどにその様式がいかされた。
アール・ヌーヴォーのデザインは、細部から全体まで波打つ曲線で構成されており、植物や昆虫などのモチーフが多く見られる。
とにかくそのフォルムが魅力。官能的で、有機的で、見ているだけで胸がときめいてしまう。
(浮世絵など日本美術とも関係性が深いという話も非常に興味深い。この投稿でも書きました)

そしてその中でも、個人的に特に心惹かれるのが「建築物」。
それらを見るのを目的に、ベルギー、フランス、スペインを巡った。
長い旅行ではないので、代表的なものだけだけど。
はじめは、アール・ヌーヴォー建築の「聖地」とされる、ベルギーの首都ブリュッセル編です。


「タッセル邸」



ベルギーの建築家ヴィクトール・オルタ(1861 - 1947)のタッセル邸。
世界遺産である。
(ちなみにここは見ることができなかったので、画像はWikiより転載)
オルタは、アールヌーボー様式を装飾芸術から建築に取り入れた最初の建築家と言われている。
この優美な装飾を洋書で初めて目にしたとき、自分のアールヌーボー建築への憧れが始まったのだった。



「ヴィクトール・オルタ邸」



オルタの自邸は、現在は「オルタ美術館」になっている。
外観はこんなふう。想像よりもこぢんまりとした印象だが、近づいてみると扉だけでもう垂涎。





邸内がまた素晴らしく華やかだった。細部まで本当に見応えがある。
撮影禁止だったので、以下はミュージアムショップで購入したポストカードから。





ベッドルーム。壁紙はウィリアム・モリス。
フレーム飾りのこの辺のモチーフはちょっとカブトムシっぽい...






螺旋階段 Wikiより転載 オウム貝...






オルタ美術館のサイトより






入館時のリーフレット
(こちらがヴィクトール・オルタ氏)




「楽器博物館」



ブリュッセル中央駅から王宮への坂道の左側にある。
日本では決して見られない感じの建物が並ぶ。






建築家のサントゥノワ設計のアール・ヌーヴォー建築。
旧百貨店オールドイングランドの建物を転用した博物館だとのこと。
ハープシコードやピアノを含む西洋の楽器の他、古代の楽器やインド、インドネシアなどの楽器も収集。














天井の装飾もいちいち美しい。






楽器博物館からのながめ。格調高い庭園も芸術。
弱い雨が降っており、ながめも一層色鮮やかに感じられた。






外観の繊細な装飾も、窓から身を乗り出し?じっくりと観察。




うーん。どれも素敵でした。異国情緒にあふれてた。
パリを拠点とした日帰り旅行で少し慌ただしかったのが残念。




◉ おまけ ◉ ブリュッセルのここがかわいい!




Bruxell MIDI駅。日本人がイメージする北欧デザインそのものの雰囲気。
あちらこちらに機能美が感じられる。時計はMONDAINE。






蚤の市に行く途中に見たレストランの壁。
まるでおしゃれなステッカーがいっぱい貼ってあるみたい。






お城みたいな夢見る建物が普通にある。






街はカラフル。青と黄色が多い。路面電車が可愛らしいな。






歯医者さんかな?すっきりデザイン。






とっても気になったお店のショーウインドウ。
アーティスティックで知的でちょっぴり怪しくて(笑)






お洒落な本屋のクリスマスコーナーにあった村上春樹。
ふーん。頑張ってる。






お店の看板がどれも可愛いのが印象的でした。




パリ編に続きます!





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MoMA | Century of the Child
Mandala Design sachiです。

今日は、20世紀以降の現代美術の発展と普及に大きな役割を果たしてきた
MoMA(ニューヨーク近代美術館)の特別サイトをご紹介。


MoMA | Century of the Child



Century of the Child"というサイト名の通り、1900年から2000年のアート/デザインの中でも主に子どもに関係あるものにスポットをあててまとめているサイト。
年代別に見ることができ、とても楽しい。ためになる。そのころ歴史的に何が起きていたかも簡単にわかるようになっている。色味がとてもきれいで、洋書をながめている気分にもなった。




1910s−1930s 第一次世界大戦ごろ
クリックすると拡大、説明を見ることができる。




この時代のデザイン、いいな。どれも素敵。




1960s-1990s 宇宙時代の幕開け。
上のグレイのアイコンは「アポロ11号月着陸」と「世界初の人工衛星スプートニク1号」




90年代も終わりになると、Made in Japanが多くなってくる。
AIBOや塊魂やゴスロリ…。




サイトの作りも素晴らしい!
皆さんも是非楽しんでくださいね!

MoMA | Century of the Child





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| デザイン | 14:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
「謎と旅する女」
Mandala Design sachiです。

本日もまた、東京は春の嵐。もうへろへろになって家にたどり着きました。強風すぎてあらゆるものが吹っ飛んでいきそうです。
おしゃれ心とか。
自尊心とか。
ホコリや花粉や有害物質たっぷりの強風に吹かれながら、
もしや地球の自転が前よりも少し早くなったのでは!?
と思ったのでした。

さて、今日ご紹介するのは、どこにでもありそうな旅ブログ。
2012年11月からあるページなので、もう皆さんご存知かもしれません。
自分ははっきり言ってコワくて全身の毛が逆立ち、心拍数が増しました。

思わずページのソースを見ました。html5です。
スマホでも普通に見れます。

自分はこういうものが大好きで、当 唐草俱楽部ブログで紹介するので正しいのか、正直よく分からないのですが。

紹介しちゃいます!

では。
覚悟はよいか。
ボン・ヴォヤージュ!



http://sai-zen-sen.jp/works/fictions/gamekids2013/01/01.html

*ゲームクリエイターの渡邊浩弐氏が関わっています。



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| デザイン | 17:45 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
eneloop tones 「ショコラカラー」
Mandala Design sachiです。

シャンパン、キュラソー、オレンジピール、ショコラ、カフェモカ、カフェオレ、ブラン、グリーンティ。
電池です。電池の色の名前。かわいい。





eneloopは SANYOの充電式ニッケル水素電池。
6年前にプレーンなタイプが出た時には「ふうん。エコか」という感じで気にも止めなかった。


プレーンなタイプ。いかにも電池らしい印象。




数年前にビックカメラでパステルカラーの eneloop tones(エネループ トーンズ)を見たとき、「ん?」と一瞬手に取った。そして「でも電池だし、こんなにいらない」と棚に戻した。
当時、とても売れていたらしい。


棚に戻したパステルカラー




だがしかし。
おととし出た eneloop tones glitter(エネループ トーンズ グリッター)が自分の判断を狂わせた。単3単4合わせて4パックも購入。光るものが大好きなので、仕方がなかった。


名前もいけてる!マイglitter





そして昨年末。
またしても出てしまったのだ、このショコラシリーズが。見た瞬間「うっ」と思った。かわいい・・・。


はい、お買いあげ。ほら。裏もかわいい。微妙な茶系グラデーション。




そして今、自分はこわくもある。
自分は色彩検定三級の資格の持ち主だ。他にも魅力的な配色がたくさんあることを知っている。これからどんなことが起きるか。この茶系グラデーションのあと。おおかたの予想がつく。
そうそれは、シリーズ化。


これは、トーン別の色相カラーチャート。
ビビッドトーンやダークトーン、ペールトーンなど、色の明度と彩度を組み合わた表だ。魅力的な配色がこの世の中にはいっぱい。



その中でも渋めのダークトーンの色合わせはこんな感じ。
電池にしたらきっと素敵。


もう、電池は足りている。
なのにまた手が伸びてしまう。
こんなに電池ばかり持って。
真っ当なこころの声も吹き飛ばす。
つくづく意匠とはおそろしい。



上の図はこちらのページよりの転載です。

ところで、上のページの、「地方により色の好みの差はあるのか」というテーマのもとに出した、都道府県による色の好き嫌いの集計結果が興味深いです。

自分は地図の東京のところをクリックした訳ですが、その説明のところに
東京都のデータ:「働いても働いても余裕はでないが世界有数の都会人というのが支え」
とあり、何やらカチンときましたが。
好きな色と嫌いな色が同色というのも面白かったです。





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| デザイン | 21:27 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
Slavery Footprint「奴隷の足跡」
Mandala Design & Chemicals sachi です。

昨年の9月22日、リンカーン奴隷解放宣言の日に開設されたサイトをもう見ましたか。
Slavery Footprint
つまり「奴隷の足跡」。

「あなたのために何人の奴隷が働いているでしょうか?」
というショッキングな問いかけがまずあり、現在の自分の所有するものや生活のスタイルを選んでいくことにより、それらがどれだけの強制労働に支えられて成り立っているか、の目安が分かるサイト。
この問題に取り組んでいるNGOの制作で、「炭素の足跡(カーボンフットプリント)」の応用だということ。


とにかくビジュアルが美しく分かり易い。
デザインというものの訴求力を再認識したように感じた。
是非PCでやってみてください。
(それにしてもFlashなしでこの迫力)




http://slaveryfootprint.org/




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| デザイン | 14:25 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
KATAGAMI Style「型紙」ー世界が恋した日本のデザイン
Mandala Design sachi です。


KATAGAMI Style「型紙」ー世界が恋した日本のデザイン

http://katagami.exhn.jp/


たまたま手にした広報誌に、大好きなアール・ヌーボーやアーツ&クラフツ展示情報を見つけ、それにつられて行きました。


タブロイド判PR紙『ARTREVUE(アールルヴュ)』



- 本展は、19世紀末から20世紀初頭にかけて西洋に渡った日本の美術工芸品の中でも特にこの型紙に注目し、型紙が西洋の芸術家たちの創作活動にどのような影響を与えたのかを紹介する日本で初めての試みです。日本で生まれた型紙が海を渡り、染色という本来の用途を超えて自由に解釈され、アール・ヌーヴォーをはじめとする西洋の美術工芸改革運動の中で豊かな広がりを見せていった様相を、約400点の作品とともに俯瞰する展覧会です。 -
KATAGAMI Style特設サイトより転載



浮世絵などの日本文化が19世紀後半欧米に渡り、ジャポニスム(ヨーロッパで見られた日本趣味)としてもてはやされ、当地の芸術に少なからぬ影響を与えた、ということは知識としては知っていた。
当時の日本の工芸の意匠と、その影響を受けた欧米の作品が並べて置かれ、それを比較しながら鑑賞する、というのはもちろん初めての体験。
ものすごく面白かった!

しかもその資料の数の多さにびっくり。
けれども、その「型紙」の大半がヴィクトリア&アルバート博物館とかパリ装飾美術館とか、リバティ社とかの所蔵。外国からの借り物ばかり。
これはいったいどうしてなの?

展示ボードを見てだんだんとわかってきた。

「型紙」。
着物などの布に、図柄を染め付ける際に用いられる日本の伝統的な道具である。
これらは、型染めが盛んだった江戸時代から、職人の優れた技術と繊細なデザインを誇りながらも「消耗品」とされてきたので、体系的に収集保存がされてこなかったのだという。てやんでぇ型なんざぁ使い捨てよ。

要するに、当時の染めの業者が廃業する折にまとめて海外に売っぱらうなどして流れてしまったのだった。
おいちゃん粋だね!
いやいやいや。もったいないわー

それにしても「型紙」というジャンルの切り口から、当時のジャポニスムを英語圏、フランス語圏、ドイツ語圏に分けて検証・展示し、さらには現代のプロダクトへの応用まで紹介している。素晴らしい展示スタイルだったと思う。
面白かったのは、型紙を紹介する当時の欧州の書物に「ステンシル」という言葉が使われていたこと。おお、その感覚はなかったな。

まあここはともかく、19世紀末のヨーロッパ芸術が、日本のデザイン(ここでは「型紙」)にいかに魅了され、影響を受けまくってしまったのかを見てみましょう。
それぞれの比較で上にあるのが誇るべき日本の「型紙」です。
以下、画像はすべて
KATAGAMI Style特設サイトより転載です。





【型紙】《波に鯉》
 ハンブルク工芸博物館蔵


この型紙↑にインスパイアされ、こんな↓作品ができた


ヘルマン・グラートル《壁付水盤》
1899−1900年頃 ハンブルク工芸博物館蔵






【型紙】《藤輪に蝶》
 MODA蔵



アーサー・シルバー《縁取りデザイン》
MODA蔵


ふむふむ。くりそつ。





【型紙】《波濤》
 ロレーヌ美術館蔵



ルネ・ラリック 香水瓶《赤い珊瑚》
 飛騨高山美術館蔵



ジズベール・コンバス ポスター《自由美学》
 1898年 イクセル美術館蔵


なるほどね。





【型紙】《鯉の滝登り》
バックハウゼン・インテリア・テキスタイル社蔵



コロマン・モーザー テキスタイル《波の戯れ》
1902年頃 バックハウゼン・インテリア・テキスタイル社蔵

ここまでやるか。





【型紙】《芭蕉》
 ブリントンズ・カーペット社アーカイヴ



カーペット〈ブリントンズ Katagami コレクション〉 
ブリントンズ・カーペット社

現代も世界のプロダクトに溶け込み愛される「型紙」スタイル。





【型紙】《乱菊》
 リンデン博物館

はてこの型紙はどこかで見たことが。



と思ったら我が家の壁紙(笑)(再掲
ウィリアム・モリスデザイン。


てなわけで、アール・ヌーボーやアーツ&クラフツにひかれて足を運んだ今回の美術展だったが、出会うことになったのは、自然へのずば抜けた感性に裏打ちされた、我ら日本人のデザイン力の高さなのだった!

見応えあります。


基本情報

会  場 三菱一号館美術館
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
会  期 2012年4月6日(金)−5月27日(日)
休 館 日 毎週月曜(但し、4月30日と5月21日は開館)
開館時間 [火・土・日・祝]10時〜18時、[水〜金]10時〜20時
※いずれも最終入館は閉館30分前まで



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